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中国では昔から有名な諺があります。その諺とは、 「知之為知之、不知為不知、是知也」(之れを知るを之れを知ると為し、知らざるを知らざると為す、之れ知る也。論語為政十七) ということです。中国医学におけるいっさいの考え方は、みなこの諺の精神にもとづいています。

このことばの意味は「知っていることを知っていることとし、知らないことを知らないこととするのは、はっきり知っているからである」ということです。(張明澄著『張 明澄 究極の漢方を語る』より)

中国医学の良さは、「観察」で得られた情報だけを採用し、西洋医学に見られるような「解釈」を加えないところにあります。何故ならば、他の自然科学の学問対象とは違って、人間の体のメカニズムは不明なところが多く、「解釈」が入ると、「知らないものを知っていることにする」という歪みやひずみが出るものです。

どうして「解釈」をともなわない「観察」だけの中国医学が、ただの民間療法にとどまらず、学問として体系化されたかといえば、それは偏えに「分類原理」の導入に依るというべきです。