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張明澄先生は、実名を「張耀文」と称され、「明澄派」という「五術門派」の十三代掌門(当主)でもあられました。 「門派」というのは、日本で言う「流派」とは異なり、主に明の時代に、有力者の参謀として、また私兵部隊として、権力抗争の一翼を担ったものです。

香港のカンフー映画で武装集団同士が戦争のように戦う場面を見ることがありますが、カンフーのような武術も五術の一環であり、当時の門派の姿の一端を垣間見せてくれます。

明朝末期万暦帝の時代(日本の安土桃山時代ごろ)の中国福建省には、多くの五術門派がありました。なかでも、「梅花門派」と「白雲門派」は有力な門派でしたが、秘伝の奪い合いから対立し、「梅花門派」側が、他の門派をだまして味方にし「白雲門派」を滅ぼしてしまいました。

明澄五術の扱う「命・卜・相」は、次のような伝統的な占術に限られます。


「太乙神数」「奇門遁甲」「六壬神課」は昔から「三式」と呼ばれ、そのうち「太乙神数」を「天式」、「奇門遁甲」を「地式」、「六壬神課」を「人式」と呼びます。「天式」とは、「天時」を得るための方式という意味であり、「太乙神数」を上手に使うことができれば「天時」に恵まれます。

風水の起源、また「風水」という言葉の語源については、古来より、郭璞の定義など、諸説ありますが、張明澄先生においては、『周易』の「水風井卦」を「風水」の語源とします。(『周易の真実』張明澄口述・掛川掌瑛編著1998年、2008年にファイブ・アーツ社より改訂版を出版)

「易」の知識が乏しい人は、文字の順序が逆ではないかと思うかも知れませんが、易卦は、 下から順に「初爻」「二爻」「三爻」と立卦するもので、先に「風」(内卦)があって、後に「水」(外卦)というのが本来の順序です。